Webサイトやホームページの常時SSL化
Webサイトやホームページ全体のhttps移行は、今日では常識となっています。
2020年の年始時点では、Googleで提供されているサービス全体の9割以上がSSL暗号化されています。
『常時SSL化』は、Webサイトやホームページ全体をhttps化(通信の暗号化)することを言います。
以前は、Webサイトやホームページ上で個人情報やセンシティブ情報を入力するページ(ログインページや決済ページなど)だけを暗号化するという形が一般的でした。
昨今では、Googleなどが通信暗号化を推進する働きもあり、Webサイトやホームページの常時SSL化が重要になっています。
ではhttpとhttpsの違いや、常時SSL化(Webサイト全体のhttps化)のメリットなどは
どういったものが挙げられるのでしょうか?
httpとhttpsの違いは、その通信内容が暗号化されるか・されないかとなっています。
httpはハイパーテキストトランスファープロトコル(Hyper Text Transfer Protocol)の略語です。インターネット上で、データをWebブラウザとサーバーなどの間でやり取りする時のデータ送受信手順を意味しています。
httpsはハイパーテキストトランスファープロトコルセキュア(Hyper text Transfer Protocol Secure)の略語です。
httpでやり取りされるデータが第三者に改ざんされたり閲覧されたりすることが出来てしまう事に対して、httpsではデータを暗号化することでそれらを防ぐことが出来ます。
Webサイトやホームページ全体の常時SSL化は、サイトのURLだけでなくサイト内に乗せている画像、動画なども対象です。
常時SSL化のメリットは、基本的なもので3つあります。
①Webサイトやホームページの安全性の向上
常時SSL化を行わないと、Webサイトやホームページに入力されたユーザーのID・パスワードや、住所・クレジットカードの暗証番号などの個人情報が第三者に流出してしまう可能性が高まります。
常時SSL化を行うことで、データが第三者に改ざんされたり閲覧されたりすることを防ぎ、Webサイトやホームページを利用するユーザーの安全性を高めることができるのがhttps化を行うメリットの1つです。
②WebサイトやホームページのSEOに有利
Googleやyahooといった検索エンジンの運営会社が、データ通信の安全性の高いhttps化を推進するためにSEO上での優遇を明言しています。
逆に、WebサイトやホームページのSSL化がなされていなければ、そのWebサイトやホームページがブロックされて表示されなくなってしまったり、キーワードでの検索順位が下がってしまうといったSEO上の問題が出てきてしまいます。
SSL化をすることで、SEO対策ができるので必須の事項になります。
③Webサイトやホームページのアクセス解析精度の向上
Googleが提供するアクセス解析ツールの中には、Googleアナリティクスというものがあります。
GoogleアナリティクスにWebサイトやホームページを登録することで、あるユーザーの行動に関するデータを得ることが出来ます。
このGoogleアナリティクスには、Webサイトやホームページ訪問者の参照元がわかる『リファラー』という機能が備わっています。
ここで、URLがhttpのままだと、httpsのWebサイトやホームページから訪問してきたユーザーのリファラー情報が受け渡されず、その参照元をこちらで確認することができません。
常時SSL化されたWebサイトやホームページでは、http、httpsいずれのページからのユーザーのリファラー情報を確認することができ、アクセス解析の精度を向上させることが出来ます。
千葉県の公的機関でも、ホームページを常時SSL化したことをきちんと公表しています。
(参考:常時SSL化に伴うホームページURL変更のお知らせ 千葉県警)
(参考:電子申請サービスの常時SSL化対応について ちば電子申請サービス)
弊社のプランでホームページを作成すると、常時SSL化に関わる費用は0円にてご提供することが出来ます。
Webサイトやホームページの運営において大事な常時SSL。安全性をしっかりと確保して、サイトコンテンツを生み出していきましょう。
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